数ある革靴デザインの中でも、″革靴の上品さ”と″普段履きとしての気軽さ”のバランス感が抜群にいいのは、やはり「Uチップ」でしょう。

装飾が無い……訳ではないけれど、華やかというほどでもない。
カジュアル……なんだけど、ビジネスシーンでもギリギリ履けるぐらいのドレス感はある。

器用貧乏。そんな風に表現することもできるでしょう。
しかし、このどっちつかずの印象が、すごく丁度いいのです。

ROCKON!氏がWEARに投稿したコーデ|ジャケパンスタイルに合わせたコーディネートです。本来ならカジュアルなUチップも、オールブラックでソールが薄めなどドレッシーな要素が揃えば、ビジネスシーンでも活躍してくれます。
ジャケパンスタイルに合わせたコーディネートです。本来ならカジュアルなUチップも、オールブラックでソールが薄めなどドレッシーな要素が揃えば、ビジネスシーンでも活躍してくれます。
たらこ氏がWEARに投稿したコーデ|カジュアルな休日コーデとの相性は、言うまでもなく抜群。仕事感が出過ぎず、かといてコンビニ行ってきます感も出ない。実にバランスがいい印象になります。
カジュアルな休日コーデとの相性は、言うまでもなく抜群。仕事感が出過ぎず、かといてコンビニ行ってきます感も出ない。実にバランスがいい印象になります。

今回の記事では、そんな特徴があるUチップにフォーカスして、基本知識やおすすめモデルを解説・紹介していきます。
「革靴だけど、冠婚葬祭ではける?」
「おすすめモデルとかって、あるの・・・?」

などなどの疑問をお持ちの方のお手伝いができれば、幸いです。

目次 – 項目をクリック/タッチすると、該当コンテンツへとびます –

  1. Uチップとは?
  2. おすすめ外羽根Uチップ10選
  3. あとがき

Uチップとは?

まず初めに、Uチップの基礎知識について解説していきます。

つま先に「U字」の装飾がある革靴の総称

「Uチップ」とは、つま先部分にU字の装飾がある革靴の総称です。

名称のバリエーションが非常に多く、「エプロン・フロント」や「ノルウィージャン」「モカシン」などなど、国やメーカー・ブランド毎に様々な呼ばれ方をしています。

中にはU字の部分が角ばっているタイプ(店舗・ブランドによってはVチップと呼ぶ)も存在しますが、それも同じUチップとして扱われています。

ビジネスとカジュアルで活躍する、絶妙な装飾加減

ご覧の通り、Uチップは「プレーントゥ」と呼ばれる革靴ほどシンプルでもなければ、「ウィングチップ」と呼ばれる革靴ほど華やかでもありません。

しかし、だからこそ

  • 堅苦し過ぎない
  • 力を抜きすぎない
  • 派手過ぎない

という三拍子が揃った絶妙なファッションアイテムとして、活躍してくれるのです。

たらこ氏がWEARに投稿したコーデ|キレイ目カジュアルなコーディネートを、足元のUチップが引き締め、大人らしい印象に。
キレイ目カジュアルなコーディネートを、足元のUチップが引き締め、大人らしい印象に。

ビジネスシーンではジャケパンなど、ビジネスカジュアルなスタイルと相性抜群。一方のカジュアルでは、足元に合わせるだけでも「お洒落に気を使っている」感が演出できます。

SAKURAGI氏がWEARに投稿したコーデ|ネイビートーンで統一したコーディネートです。足元にUチップを合わせることで、お洒落を気遣いつつ、それでいて力をグッと抜いた印象をキープしていますね。
ネイビートーンで統一したコーディネートです。足元にUチップを合わせることで、お洒落を気遣いつつ、それでいて力をグッと抜いた印象をキープしていますね。

起源は、狩猟やゴルフで愛用されたカントリーシューズ

Uチップは、今でこそドレスシューズの1つとして活躍していますが、その起源はカントリーシューズにあると言われています。

カントリーシューズ。つまり″田舎道を歩くのに適した靴”というワケです。

元カントリーシューズということもあって、こういったガッシリしたデザインを採用しても自然と馴染んでくれます。
元カントリーシューズということもあって、こういったガッシリしたデザインを採用しても自然と馴染んでくれます。

流通しているUチップの多くが、ガッシリ・タフなシルエットで仕立てられているのは、こういった背景もあるからなんですね。

ちなみに、フランスでは狩猟靴として。アメリカではゴルフシューズとして。各国独自の愛用の形があり、今に至っています。

カントリーシューズと聞くと、この「フルブローグ」が思い浮かぶかもしれませんね。でも、Uチップも立派なカントリーシューズの1つなのです。
カントリーシューズと聞くと、この「フルブローグ」が思い浮かぶかもしれませんね。でも、Uチップも立派なカントリーシューズの1つなのです。

足にフィットしやすい外羽根がスタンダード

「Uチップ」という名称は、厳密にはつま先のデザインを指す言葉です。

昨今、Uチップのスタンダードとして広く親しまれているのは「外羽根Uチップ」と呼ぶべきモデル。
Uチップのつま先に、「外羽根」の足の甲デザインが組み合わさったものなんですね。

そのため、Uチップには外羽根以外にも「内羽根」や「モンクストラップ」「ローファー」といった様々な足の甲デザインと組み合わされたものがあります。

Uチップのスタンダード、外羽根Uチップ

Uチップと外羽根の組み合わせ。Uチップとしては一番スタンダードなタイプといえます。

外羽根は元々軍用靴のために開発・採用されたといわれており、幅広い足の形にフィットしやすいという特徴があります。

1番フォーマルな、内羽根Uチップ

Uチップと内羽根の組み合わせ。Uチップの中では1番フォーマル度が高いタイプです。

内羽根は、イギリスのバルモラル城で開発・愛用されていた宮廷靴にルーツがありますフォーマル度が高いのはこの歴史的背景も関係しています。

フォーマル度が高い一方で、許容できる足の高さに限界があるため、足の甲が高いタイプの人が着用すると「紐を緩めても痛い…」といった自体が起こりえます。

なかなか見かけないレア、モンクストラップUチップ

Uチップとモンクストラップの組み合わせ。あまり見かけないレアタイプです。

モンクストラップは、その名の通りモンク(修道士)が着用していた靴にルーツがあり、紐の代わりにベルト&バックルで締まりを調節します。

バックルは金属素材であることが多く、そのため、金属パーツが他の組み合わせには無いエレガントな印象を引き立ててくれます。

ローファーとして御馴染み、ローファーUチップ

ローファーとして定番である″この(↓)モデル”も、Uチップの1つと言えます。

靴ひもを解かずとも脱ぎ履きできるラクさは、やはり代えがたいもの。ただし、その分靴ひもを締めてサイズの違いをカバーすることもできないので、靴を購入するときは、他のタイプより一層サイズ感にこだわりたいところではあります。

おすすめ外羽根Uチップ10選

さて、Uチップの基礎知識をおさえたところで、おすすめのUチップモデルを紹介します。

今回はスタンダードな外羽根Uチップを全部で10モデル、集めてみました。
実際に購入するときの参考にしてもらえれば幸いです。

※掲載している価格などの情報は、2020年10月1日時点でのものとなります。

≪この記事で紹介するUチップ10選≫
 特に注目なPICKUPブランド5選 
 ぜひ是非おさえておきたいオススメブランド5選 
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51,700円
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140,800円
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36,300円
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8,800円
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9,299円
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12,100円
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84,700円
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26,400円
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2,750円
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39,600円
– ブランド名 –
大塚製靴
– ブランド名 –
リーガル
– ブランド名 –
テクシー・リュクス
– ブランド名 –
クレマン
– ブランド名 –
ジャランスリウァヤ
– ブランド名 –
バーウィック
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リーガル・ウォーカー
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パラブーツ
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タケゾー
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明治5年創業の皇室御用達ファクトリーが、令和男児のために仕立てたUチップ

大塚製靴 OG-1003N
引用元:shoe-collection.jp(大塚製靴)

明治5年に創業した日本製革靴メーカー『大塚製靴』のUチップです。

日本人の足を140年以上も追及してきたノウハウを活かし、日本男児用の立体構造で足をホールドしてくれる一足に仕上げています。

引用元:shoe-collection.jp(大塚製靴)

靴構造にわずかに傾斜をつけることで、歩くときの踏み出しをサポートしてくれる設計に。

インソールにコルク材を使用することで、最終的に1人1人に応じた形に変形するフィッティングも魅力と言えます。

引用元:shoe-collection.jp(大塚製靴)

大塚製靴 OG-1003N の特徴まとめ

アッパー(足の甲を包む部分)の素材

天然皮革

ブランド名

大塚製靴

特長、キーワード

皇室御用達、疲れない革靴、日本人の足を140年以上研究
公式通販で
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41,800円

日本製革靴の王道が仕立てる、ドレスUチップ

REGAL 外羽根Uチップ JU15AG
引用元:regal.co.jp(REGAL CORPORATION)

日本製革靴の王道ブランド『リーガル』のUチップです。

軽さと屈曲性に優れる「ステッチダウン式製法」を採用しているたえ、歩き心地も◎。
加えて、ステッチダウン式製法の特徴でもある、アッパー(足の甲を包む部分)の革が、そのまま剥き出しになっているため、素朴な風合いもいい感じです。

引用元:regal.co.jp(REGAL CORPORATION)

日本製革靴にこだわりがある方は是非、お試しください。
REGAL 外羽根Uチップ JU15AG の特徴まとめ

アッパー(足の甲を包む部分)の素材

天然皮革(牛革)

ブランド名

REGAL(リーガル)

特長、キーワード

日本製革靴、軽量性、屈曲性
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18,300~18,478円
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23,100円
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18,480円

革靴の見た目×スニーカーの履き心地で仕上げた、お手軽価格のUチップ

TEXCYLUXE TU-7773
引用元:asics-trading.co.jp

アシックス商事が展開するシューズブランド『テクシーリュクス』のUチップです。

革靴の外見とスニーカーのソールを合体させた、いわゆる“革靴スニーカー”なので、非常に快適な履き心地に仕上がっています。

引用元:asics-trading.co.jp

本格革靴と比べてしまうと、ソールが少々分厚くカジュアルになっているため、普段履きやジャケパンとの相性が抜群ですよ。
TEXCYLUXE TU-7773 の特徴まとめ

アッパー(足の甲を包む部分)の素材

天然皮革(牛革)

ブランド名

texcy luxe(テクシー・リュクス)

特長、キーワード

革靴の見た目×スニーカーの履き心地、お手軽価格
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4,900~6,600円
公式通販で
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6,600円
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6,600円

ワークブーツブランドの、ドレスライクなUチップ

KLEMAN FRODA(フローダ)
引用元:rakuten.co.jp(WOODY COMPANY)

フランスのワークブーツブランド『クレマン』が仕立てるUチップです。

つま先に丸みを持たせることで、上品な(ドレッシーな)印象のカジュアルシューズとして仕上げているため、普段履きとして最適です。

引用元:rakuten.co.jp(WOODY COMPANY)

グリップに優れたラバーソールを前面に採用しているため、多少の雨でも問題なし。

ミリタリースペック基準をクリアした堅牢なクオリティながら、比較的リーズナブルな価格にまとまった一足。
ちょっとこだわった一足が欲しいときにオススメです。

KLEMAN FRODA(フローダ) の特徴まとめ

アッパー(足の甲を包む部分)の素材

天然皮革

ブランド名

KLEMAN(クレマン)

特長、キーワード

丸みを帯びたカジュアル向けトゥ
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17,160円
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【完売】

ハンドメイド仕立ての本格革靴Uチップ

JALAN SRIWIJAYA 外羽根Uチップ 98490
引用元:jalansriwijaya.com(GMT Inc.,)

インドネシアのシューズブランド『ジャランスリウァヤ』のUチップです。

昨今の革靴のほとんどが機械を利用したマシンメイドで生産されている中で、ジャランスリウァヤは今も伝統的なハンドメイドを採用しています。

ハンドメイド特有の柔らかい履き心地を、4万円代で手に入れられるのは破格といえます。

職人の手仕事にこだわりがある型にはオススメといえますね。

JALAN SRIWIJAYA 外羽根Uチップ 98490 の特徴まとめ

アッパー(足の甲を包む部分)の素材

天然皮革

ブランド名

Jalan Sriwijaya(ジャランスリウァヤ)

特長、キーワード

職人の手仕事、本格革靴
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37,400円
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39,600円

オンオフ活躍するUチップのスエードモデル

BERWICK 外羽根Uチップ 4958
引用元:rakuten.co.jp

スペインのシューズブランド『バーウィック』のUチップです。

スエードレザーを採用することで、大人らしいカジュアルな印象に仕上がっています。

引用元:rakuten.co.jp

靴底には雨天のアスファルトでも滑りにくいダイナイトソールを採用。防滑性を高めつつ、ソールがそれほど分厚くならないため、ドレス感もキープしてくれます。

マットな生地感で、休日のコーデを上品に飾りたい方にオススメです。

BERWICK 外羽根Uチップ 4958 の特徴まとめ

アッパー(足の甲を包む部分)の素材

天然皮革(スエード)

ブランド名

Berwick(バーウィック)

特長、キーワード

スエードモデル、革靴を育てていく体験
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28,380円

歩きやすさにフォーカスした、Uチップのウォーカーエディション

REGAL リーガルウォーカー 外羽根Uチップ 102WAH
引用元:rakuten.co.jp

国産革靴ブランドの定番『リーガル』が展開する、歩きやすさを追求したシリーズ「リーガル・ウォーカー」のUチップです。

ソールのクッション材を追加するだけでなく、履き口周りにもクッションを仕込むことで、足が痛くならないように配慮されています。

引用元:regal.co.jp

シルエット自体はビジネスでも着用できるようになっているため、ジャケパンとの組み合わせを考えている方にオススメです。
REGAL リーガルウォーカー 外羽根Uチップ 102WAH の特徴まとめ

アッパー(足の甲を包む部分)の素材

天然皮革

ブランド名

REGAL WALKER(リーガル・ウォーカー)

特長、キーワード

革靴スニーカー、クッション性◎
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24,200円
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24,200円
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21,780円

登山靴にも採用される手法で堅牢性を上げた、フランスのUチップ

PARABOOT 外羽根Uチップ Chambord (シャンボード)
引用元:amazon.co.jp

フランスの老舗シューズメーカー『パラブーツ』のUチップです。

本来のカントリーブーツらしさ満載で、ガッシリとした外見が特徴です。

引用元:paraboot.com(Paraboot)

登山靴にも採用される「ノルヴェイジャン・ウェルト製法」を採用しすることで堅牢性も抜群。
ソールは、パラブーツ自身が製造しているオリジナルラバーソールを採用しています。
PARABOOT 外羽根Uチップ Chambord (シャンボード) の特徴まとめ

アッパー(足の甲を包む部分)の素材

天然皮革(カーフレザーLisse)

ブランド名

Paraboot(パラブーツ)

特長、キーワード

フランス製(老舗)、ブランドオリジナルのゴムソール
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71,500円
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71,500円
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71,500円

歩きやすさと耐雨性を高めた一足

HYDRO-TECH 外羽根Uチップ HD1324
引用元:rakuten.co.jp(Chiyoda CO.,Ltd.)

防水性や防滑性など11個の機能を搭載した、『ハイドロテック』のUチップです。

雨天の通勤でも安心できる防水性や防滑性は勿論、防臭性や衝撃吸収システムなどを採用することで、普段の歩きも徹底的にケアしています。

靴としては手ごろな価格帯なので、筆者・玄木も、新社会人のころはよくお世話になっていたブランドです。

HYDRO-TECH 外羽根Uチップ HD1324 の特徴まとめ

アッパー(足の甲を包む部分)の素材

防水レザー

ブランド名

HYDRO-TECH(ハイドロテック)

特長、キーワード

防水性と歩きやすさを徹底ケア、お手頃価格
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10,780円
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10,780円
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10,780円

深さ3cmの水たまりに6時間耐えられる、雨の日の頼もしいお供

TAKEZO 外羽根Uチップ スクエアトゥ
引用元:rakuten.co.jp(Shoe-Square)

3cmの水たまりに6時間耐える、防水性抜群のUチップです。

防水性だけでなく、防滑性や防臭性もカバーするなど、とにかく雨天の足元をケアしてくれる一足。アッパー(足の甲を包む部分)は合成皮革なので、革靴クリームの塗り直しも不要。

価格もかなりお手軽に設定されているため、雨の日の懐刀としていかがでしょうか。

TAKEZO 外羽根Uチップ スクエアトゥ の特徴まとめ

アッパー(足の甲を包む部分)の素材

合成皮革

ブランド名

TAKEZO(タケゾー)

特長、キーワード

3cm浸水に6時間耐える防水性
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3,850~4,400円
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4,378円

あとがき

以上、革靴デザインの1つ「Uチップ」の基本知識とおすすめモデルを紹介・解説しました。
参考になりましたでしょうか?

普段履きとして革靴をチョイスすると、「どうしても、何か堅苦しくなってしまう」というキッチリ感の行き過ぎが起きてしまうもの。

そんなときに、実に丁度いいドレス感があるUチップなら、他の革靴デザインだとしっくりこないシチュエーションにバッチリハマってくれるのではないでしょうか。

以上、『明治生まれの靴博士』編集部の玄木がお送りしました。
ではでは。