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テクノロジーの進歩によって、格好いい見た目をキープしながらスニーカーみたいに歩きやすいビジネスシューズが数多く登場しています。今回は、そんなビジネスシューズを徹底紹介します。

「歩きやすいビジネスシューズが欲しいけど、どれを買えばいいのか分からない」 「EVAソールって何? ゴム底とは何が違うの?」 「とりあえず“軽い靴”を探せばいいの?」 こんにちは。編集部の大山です。 皆さんは、新しいビジネスシューズを購入するとき、何を基準に選びますか? どんなビジネスシューズを履きたいですか? 私が履きたいビジネスシューズはズバリ、“革靴みたいにシュッとスマートで、スニーカーみたいに歩きやすい一足”。 つい先日、ビジネスシューズを一足履きつぶしたこともあって、革靴らしさ歩きやすさを基準に、新しいビジネスシューズを探していたところなんです。 そんな都合のいい一足があるの? と思われるかもしれませんが、これが結構ありました。 日進月歩で進化していくテクノロジーのおかげで、革靴のスマートな格好良さをキープしたまま、歩きやすさを向上させたモデルが数多く登場しています。 今回は、私、大山が実際に探してみた「歩きやすいビジネスシューズ」をご紹介します。一部、私事で恐縮です。 もちろん、選ぶときのポイントも整理しましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

記事の目次 - 項目をクリック/タッチすると、該当コンテンツへ移動します -
  1. 歩きやすいビジネスシューズを選ぶときの3ポイント(+α)
  2. あとがき

歩きやすいビジネスシューズを選ぶときの3(+α)ポイント

歩きやすいビジネスシューズに重要なのは3つ(+α)。1つ目は、外羽根タイプであること。2つ目は、アッパーが天然皮革であること。3つ目は、靴底がラバーソールであること。+αとしてインソールに嬉しい機能があること。それでは解説を始めます。
歩きやすいビジネスシューズと言っても、非常に多くのモデルが登場しているため、選ぶのはなかなか大変です。 そこで、まずは歩きやすいビジネスシューズを選ぶときに大切な3つのポイント──
  1. 外羽根タイプである
  2. アッパーが天然皮革である
  3. 靴底がラバーソールである
──を解説していきます。

1.外羽根タイプである

靴ひもを結ぶタイプのビジネスシューズには「内羽根タイプ」と「外羽根タイプ」があり、内羽根タイプはフォーマルで、外羽根タイプはフィット感がよいという特徴があります。 歩きやすいビジネスシューズが欲しいときにオススメなのは、外羽根タイプの一足です。 内羽根と外羽根の違い
まず、羽根と呼ばれるパーツについて説明します。
羽根とは、靴ひもを通す穴があるパーツのこと。 靴ひもを結ぶタイプのビジネスシューズは、羽根の付き方で「内羽根」と「外羽根」の2種類に分類することができます。
区別の仕方は簡単で、このように(↑)羽根の縫いつけられ方が違っています。 内羽根は「靴の側面と、つま先側」が縫い付けられていて、外羽根は「靴の側面のみ」が縫い付けられているんです。 羽根の違いは見た目だけでなくて、以下のような違いがあります。
内羽根の特徴 「宮廷靴」にルーツをもつ仕様なので、フォーマルな仕様とされている。 その一方で、縫い付けている部分が多いため、足の甲が高い人が履くと靴ひもを調整しても適切なフィット感が得られないことが多い。 外羽根の特徴 「軍靴」にルーツをもつ仕様なので、カジュアルな仕様とされている。 その一方で、縫い付けている部分が側面のみなので、足の甲が高い人が履いても適切なフィット感を得やすい。
フォーマルさを優先したいなら「内羽根」、フィット感を優先したいときは「外羽根」のビジネスシューズがオススメですよ

2.アッパーが天然皮革である

ビジネスシューズのアッパー(靴底以外の足をつつむ部分)には、天然皮革とフェイクレザーがあります。 ここでオススメなのが天然皮革。小まめな手入れが必要になるのですが、履くほど履き心地がよくなる成長性や、足ムレのしにくさは大きな特徴です。 アッパーの天然皮革とフェイクレザーの違い
アッパーとは、足を包む靴底以外の部分のことです。
アッパーと呼ばれる足の甲を包むパーツは、天然皮革と合成皮革(フェイクレザー)の2種類に大別できます。 天然皮革の方がクラシックかつ高級感があるため、ビジネスシューズと言えば基本は天然皮革。 しかし、最近はより天然皮革っぽい合成皮革も登場してきているため、選択肢の1つとしてはアリです。 機能としては以下のような違いがあります。
足ムレが起きにくくて高級感がある、天然皮革
天然皮革とは、動物の革を使用した天然素材のこと。ビジネスシューズには主に牛の革が選ばれます。 吸湿性と排湿性に優れているため足がムレにくいのが特徴です。 また、履けば履くほど足の形に合わせて絶妙に伸縮・変形していくため、履き込むほど、履き心地がよくなる“成長性”も天然皮革特有のもの。 履いた後のケア(ブラッシングやクリーム塗布 etc.)を正しく続ければ、経年変化を楽しみつつ一生履き続けることも可能ですが、ケアを怠ると一気に劣化が進みして、ヒビ割れなど起こすこともあります。
お手軽価格で手入れの必要もいらない、合成皮革(フェイクレザー)
合成皮革とは、動物の革に似せて作られた人工素材のこと。フェイクレザーとも呼ばれたりもします。 天然皮革よりも価格がお手軽で、ブラッシングなどのケアが必要ありません。 欠点としては、天然皮革と比べると通気性が非常に悪く、足ムレを起こしやすいこと。履き込んでも足に馴染んでくる成長性がないことです。 また、天然皮革のように手入れをしながら経年変化を楽しむことはできません。基本的に、経年劣化していく様を見守るだけになります。 合成皮革のビジネスシューズを買う。履きつぶしたら捨てる。 このサイクルに寂しさを感じたら、天然皮革のビジネスシューズに手を出すタイミングかもしれませんよ。

3.靴底がラバーソールである

ビジネスシューズの靴底は「ラバーソール」と「レザーソール」に大きく分けることが出来ます。オススメなのは、グリップ力があって滑りにくいラバーソールです。 商品によっては、クッション性や屈曲性に優れる「EVAソール」とラバーソールを組み合わせたものもあります。 靴底の種類とその違い
いわゆる靴底のことにふれていきます。
地面にふれるパーツである「ソール」は、ビジネスシューズの屈曲性やグリップ力に大きな影響を及ぼす部分です。 ただし、機能を搭載すればするほど厚みが出てしまい、スマートな革靴らしさからどんどん離れて行ってしまう部分でもあります。

滑りにくくて長持ち。でも、足がムレやすいラバーソール

ラバーソールとは、いわゆるゴム底のこと。 凹凸の加工がしやすいため、雨で濡れた地面に対しても高いグリップ力を発揮してくれます。ある程度の硬さもあるため摩擦に強いのも特徴です。 一方で、ゴム板を想像してもらえれば伝わると思いますが、通気性が非常に悪いです。 そのため、靴底に通気口を設置したり、靴の内部(インソール)にメッシュ素材を採用したりして、快適さを向上させているモデルが多く見られます。 また、ある程度の柔軟性はありますが、後ほど説明するレザーソールのような「履けば履くほど足に馴染んでくる」という成長性はありません

クラシックで王道。でも雨が大の苦手なレザーソール

天然皮革を用いた靴底です。通気性や柔軟性に優れていて、履けば履くほど足に馴染むという成長性があります。 一方で、雨の日がとにかく苦手。フラットな形状していることもあって、濡れた道路では気を付けていても滑ります。 また、水に濡れること自体が革へのダメージにもなり、濡れたまま放置するとカビが生えてしまうことも・・・ レザーソールは見た目にも高級感があって格好いいのですが、「歩きやすさ」というポイントで見るとラバーソールに軍配が上がるため、今回の記事では、レザーソールのビジネスシューズを紹介していません。 もし、レザーソールのビジネスシューズをお探しの場合は、【こちらの記事≫】をご覧くださいませ。

スニーカーに採用されることが多い、EVA(イーブイエー)ソール

エヴァソールとも呼ばれる、合成樹脂(高分子スポンジ)の靴底です。 弾力性と柔軟性、軽量性に優れているためスニーカーの靴底によく採用されています。 摩擦に強い素材ではないので、地面にふれるソール(アウトソール)と足がふれる部分(インソール)の間に挿入されています。 ちなみに、EVAの正式名称はEthylene-Vinyl Acetate copolymer(エチレン・ビニールアセテート・コンポリマー)です。











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